研究計画書の書き方|通る計画に共通する3つの型
はじめに
研究計画書は、出願書類の中でもっとも差がつく一枚です。しかし多くの受験生が「まだ研究したことがないのに計画など書けない」と手が止まってしまいます。求められているのは完成した研究ではなく、問いを立てて筋道を組み立てられるかどうかです。
評価されているのは実現可能性
審査する教員が最初に見るのは、その計画が自分の研究室の設備と期間で実行できるかどうかです。壮大なテーマよりも、二年で手が届く範囲に絞り込まれた計画のほうが高く評価されます。
型1:問いを一文にする
計画書の冒頭で、明らかにしたいことを一文で言い切ってください。「〜について研究したい」ではなく「〜は〜によって説明できるのか」という問いの形にすると、以降の構成が自動的に決まります。
先行研究は問いの背景として置く
先行研究の紹介は網羅性を競う場ではありません。「ここまでは分かっている、しかしここは未解決である」という一点に収束させ、そこから自分の問いを立ち上げてください。
型2:方法を問いに噛み合わせる
問いに対して、どの手法を使えば答えが出るのかを対応させます。手法の名前を並べるだけでは不十分で、その手法で何が測れるから問いに答えられるのか、を一行添えてください。
使える資源から逆算する
志望研究室の論文を読めば、どの装置・どのデータセットが使えるかはおおよそ分かります。研究室の資源で実行できる計画になっていること自体が、志望動機の説得力になります。
型3:段取りを時間で示す
修士二年間を四つから六つの区切りに分け、それぞれで何を終えるかを書きます。細かすぎる工程表は不要ですが、区切りがあるだけで計画の解像度は大きく上がります。
まとめ
問いを一文にし、方法を噛み合わせ、段取りを時間で示す。この三点が揃っていれば、内容の新規性がそこまで高くなくても計画書として成立します。まずは一文の問いを書くところから始めてください。
