TOEIC 800点突破から院試英語攻略まで
目次
- -1.TOEICと院試英語は別物と考える
- -2.逆算して締切を決める
はじめに
外部院試を目指すと決めたとき、多くの人が最初につまずくのが英語です。出願要件としてTOEICのスコア提出を求める研究科が増えている一方で、当日の筆記試験で専門英語の和訳が課される研究科も残っています。つまり「スコアを作る勉強」と「本番で読む力をつける勉強」の二本立てが必要になります。
TOEICと院試英語は別物と考える
TOEICはビジネス文書中心のスピード勝負、院試英語は専門論文の精読が中心です。求められる語彙も文体も違うため、片方の勉強だけでもう片方に届くことはほとんどありません。まずは志望研究科がどちらを課しているかを確認し、必要な配分を決めるところから始めます。
逆算して締切を決める
TOEICは申込から結果到着まで一か月程度かかります。出願書類の提出期限から逆算すると、実質的な受験可能回数は思っているより少なくなります。「あと何回受けられるか」を先に数えておくと、毎回の受験を無駄打ちせずに済みます。
TOEICのスコアメイク
600点前後で止まっている人の多くは、単語量ではなくリスニングの処理速度と、Part5の文法知識に穴があります。ここを埋めるだけで700点台までは比較的短期間で伸ばせます。
700点までの積み上げ
公式問題集を一冊、時間を計って解き切ります。解き直しでは「なぜ間違えたか」を語彙・文法・音声知覚・時間切れの四つに分類してください。分類の偏りがそのまま次にやるべき教材を示してくれます。
800点を超えるために
800点の壁は、Part3・4の先読みとPart7の処理時間に集約されます。設問を先に読み、聞くべき情報を絞ってから音声に入る型を固定すると安定します。読解は一題あたりの目標時間を決め、超えたら切り上げる練習を必ず入れてください。
院試英語の対策
専門英語の和訳は、英語力よりも専門知識で差がつきます。志望研究室の論文を三本ほど選び、辞書を引きながらでよいので通しで読む経験を積んでおくと、本番で見慣れない語に出会っても崩れにくくなります。
過去問から逆算する
過去問を三年分並べると、出題分野の偏りが見えてきます。同じ教科書の同じ章から繰り返し出ていることも珍しくありません。まずは出題範囲を狭めることが、限られた時間での最短ルートになります。
和訳答案の書き方
採点者が見るのは、構文を正しく取れているかと、専門用語を業界の慣用どおりに訳せているかです。日本語として滑らかにしようとして情報を落とすより、多少硬くても対応関係が明確な訳を選んでください。
まとめ
TOEICは締切から逆算して早めに片付け、残りの時間を専門英語と専門科目に回す。これが外部院試における英語戦略の基本形です。どちらから手をつけるか迷ったら、締切が先に来るTOEICからです。
